Date 2013/8/2 PM6:30-8:30  Place ギャラリー ターンアラウンド  参加者数 16名


職場の自分と、プライベートの自分、あなたはどんなバランスで生きていますか。


誰もが出来るわけじゃないけれど、「オン」「オフ」の線引きをせず、その両方を楽しみ掛け合わせて生きていくというスタイルもあります。


今回のゲストは、そんな「公私混合」で次々と街に企画を生み出す仕掛け人、桃生和成さん。

彼が仕掛ける「非日常」のプロジェクトが、街の「日常」を変えていきます。

彼の活動や働き方、その背景にある考え、思いについてじっくり話を伺いました。

 

G U E S T :   桃生 和成(ものう かずしげ)
 
1982年生まれ。仙台市出身。
自主イベントを企画開催していた岩手の大学時代を経て、現在は、NPOを支援する「せんだい・みやぎNPOセンター」職員。2013年からは、多賀城市市民活動サポートセンターのセンター長に就任。仕事で市民活動支援に取り組む一方で、自身もさまざまな活動を行っている。

 

「東北の日常生活を面白くする」を目的におよそ400名の団員が所属する「つれづれ団」の団長であり、「6月の仙台は本の月」をキャッチコピーに仙台市内で様々な本のイベントを行う「Book! Book! Sendai」実行委員なども行っている。


「日常も非日常もおもしろく」がモットー。
仙台市内で祖母と二人暮らし。


オン・オフがない働き方

ホリノ:Session 7、今日のテーマは「日常も非日常もおもしろく」。

これは、ゲストの桃生さんがご自分のテーマにされていることです。今日のお話から、この言葉にどういう意味を込めているのか、探っていきたいと思います。

 

桃生:みなさん、こんばんは。

私は、せんだい・みやぎNPOセンターという団体の職員で、多賀城にある公共施設・市民活動サポートセンターの管理運営をしています。NPOやボランティアグループ、町内会などの活動をサポートしながらいっしょに地域づくりをする仕事です。

 

仕事以外に、「つれづれ団」という活動もしています。2008年から始めたプライベートな活動で、こちらはお給料をもらっていません。

 

ホリノ:今回桃生さんをゲストに呼んだのは、彼の働き方が面白いと思ったからです。本職の仕事をやりつつ、それと同じかそれ以上に、他の仕事、まあお金をもらっていないので仕事と言っていいのかわからないけど、その活動をやっている。

 

仕事とそれ以外の活動というものが混同して1つになっちゃっている、というのが桃生さんという人です。今日はその働き方について、話をしてもらいたいと思っています。

 

桃生:確かに、お給料をもらっているのは市民活動サポートセンターでの仕事だけで、つれづれ団や他のプロジェクトではポケットの中にお金が入ってきません。お金の面では分かれているけど、自分の意識の中では分かれていない。人間関係も、これまで出会ってきた人たちとは、仕事でもそれ以外の活動でも、一緒にやることが多い。

 

仕事とプライベートを切り替えるという意識がないですね。

電車に乗って仙台から多賀城に通勤していますが、その間に気持ちを仕事モードに切り替えるとか、そういうこともないですしね。 

l  1  l  2  l  3  l  4  l  5  l  6  l  7  l  8  l  次のページへ→

Facebook                  
Twitter