Date 2012/2/21 18:30-20:00 Place プロミス(株)お客様サービスプラザ  参加者数 16名

仕事は大事だけど,それだけが人生じゃない。
家族のことも,自分のことも,同じくらい大切。
とは言え、「ワーク・ライフ・バランス」なんて言われても,現実はそんなに上手くいきません。

 

今回は,仕事もプライベートも全力疾走、そして新しい家族を持った、20代男子2人と共に家族や大切な人との日々」「毎日の仕事」「自分のやりたいこと」のバランスや

生き方のこだわりについて考えました。


 

当日の模様はUSTREAMでご覧いただけます

http://www.ustream.tv/channel/worksxtalks

 


GUEST:  橋  陽 佑

---------------------------------------------------------------

1982年生まれ。1歳の娘の父。

大学卒業後,仙台のNPO支援センターのスタッフとして働く傍ら、2009年からフードバンク活動を行うNPO法人の理事・事務局長に就任。3.11の震災後,フードバンクの専従スタッフへと転職。県外への出張も多く,忙しい日々。プライベートで,文化・芸術活動の支援も行なっている。

 

NPO法人ふうどばんく東北AGAIN:http://www.foodbank.or.jp/

一般財団法人アーツエイド東北:http://aat.or.jp/

 

GUEST: 福 井 大 輔

----------------------------------------------------------------

1983年生まれ。在仙の商社の会社員。

学生時代からアフリカに関わり,2009年11月からケニア支援のNPO法人に参加。現在は理事・事務局長として活動中。

3.11の震災後,沿岸の被災地での支援活動も行っている。

昨年5月に娘が生まれたばかり。

 

NPO法人アマニ・ヤ・アフリカ:http://amani-ya.com/

 

 HOST: ホリノ マサヒロ  

(Works×Talks Project)

----------------------------------------------------------------------

1975年生まれ。高校卒業後、ニュージーランド~東京~アメリカで暮らし、仙台に戻る。派遣やNPO/NGOを経験したのち、現在は団体職員。 

仕事・プライベートで、国際交流・協力に携わっている。

2歳の娘を子育て中。

 

「シゴト」でも「家族」でもない「自分」とは?

 「子育て楽しい!っていうイクメン話にはしたくないんだよね」。

 今回のセッションを企画したのは、自身も2歳の娘を持つホリノマサヒロでした。子育てしているからこそ得られる視点や、それぞれのバランスについて、話を聞きたい。タイトルは、「家族×シゴト×自分」に決定しました。

 ゲストとして白羽の矢が立ったのは、20代後半で共に子ども、家族を持ち、市民活動を行う男性2人。カジュアルな服装と柔らかい雰囲気が印象的な高橋陽佑さんと、ビシッとしたスーツ姿でビジネスマンな出で立ちの福井大輔さんです。一見対照的に見える2人ですが、トークが進むうちに、ある共通点が見えてきます。

 お二人にとって、「自分」にあたる部分は何でしょうか?また、家族とシゴトと自分のバランスを、どうやって保っているのでしょうか?

 

高橋 陽佑さん
高橋 陽佑さん

家族×シゴト×フードバンク

 高橋さんが大学生だった2001年、アメリカの同時多発テロをTVで目にします。「自分の住んでいる世界は意外と脆いのではないか」と感じた高橋さん。大学卒業後は、市内のNPOで勤務しながら、ホームレス支援団体でボランティアをしたり、フードバンクに取り組む団体で、並行して活動を始めます。フードバンクとは、企業で余った賞味期限内の商品を、ホームレス支援や高齢者施設など、必要なところへ届けるしくみのことです。

 「キャンペーンの応募シール付きの缶飲料を50万本作って、シールが剥がれにくいという苦情が2件来たら、その商品は全部回収する。まだ食べられる食品が大量に捨てられている現実を知りました」

 という高橋さんの言葉に、驚きの表情を見せる参加者もいました。

 震災後、更に需要が高まったフードバンクの活動。本業の後に真夜中まで働く姿を目にしてきたという奥様が、高橋さんが転職を迷っていた時にかけた言葉を披露してくれました。

 「もし仕事を辞めてフードバンクの専任になれば、家にいる時間が増えて子どもの面倒をみてもらうことができる。そうすれば、私が働きに出れる。主人が前職を辞めることに、それほど不安はありませんでした」。

 奥様のこうした理解もあり、震災後の20117月、高橋さんはそれまで本業としていた仕事を退職します。現在はフードバンクの活動に焦点を定め、事務局長として忙しい日々を過ごしています。

 

 

福井 大輔さん
福井 大輔さん

家族×シゴト×ケニア

 一方の福井さんは、小学生の時からサッカー少年。就職後も、社会人リーグでサッカーを続けるほどの実力でした。国際協力への関心も高く、大学時代にケニアに訪れていたことも。企業へ就職後、知人を通じてケニア支援活動を行うNPO法人アマニ・ヤ・アフリカと出会い、現在は事務局長に就任。活動は専ら平日の仕事が終わった後や休日です。ボランティアではありますが、助成金申請、チャリティーイベント企画、広報用チラシ作成など、その作業は多岐に渡ります。

 そんな福井さんが印象に残っている言葉があります。昨年第一子が誕生した後、義父に言われた言葉です。

「子どもが産まれたことを理由にして、自分のやりたいことをあきらめるんじゃない。家族を持ちながら、どうやったらできるか、ORではなくANDで考えなさい」。

福井さんは、この言葉にも後押しされ、ますますアマニ・ヤ・アフリカの活動に力を入れています。

「でも家事は奥さんに任せっきりで、全然手伝えてないんです」

と申し訳なさそうに話す福井さん。奥様や家族のバックアップのおかげで、「自分」に専念する時間ができています。

 

当日は高橋さんの娘さんも参加
当日は高橋さんの娘さんも参加

ORではなく、ANDで考える

 何か仕事以外の活動を始めようとする時、多くの人が用いる基準は、それにかかる時間とコストではないでしょうか。その結果、「やっぱりやめよう」と諦めることも少なくないかもしれません。

 しかし、今回のゲスト二人から教えてもらったのは、やめる理由を探すことではなく、どうやったら続けていくことができるかを考える視点でした。

 「できない」ではなく、「どうやったらできるか」を考え、目の前のことにがむしゃらに取り組んでいくこと。そのひたむきな姿勢に、家族からの理解と協力が得られているのかもしれません。

 

 個人的には、「もし自分がゲスト二人の奥様の立場だったら何て言うだろう」と思いを馳せながら聞いていたセッションでした。人生における大事な決断をする時期に、身近な人からかけてもらう言葉ってすごく響きますもんね。

 

 

では、参加者からのアンケートを抜粋してご紹介します。

 

「自分の周りに既婚者、パートナーがいる人、子どもがいる友人はたくさんいるけれど、シゴトと家族と自分、なんて話はしないので新鮮でした。」

 

「私は家族、シゴト、自分のバランスで欠けているのが自分と思っていて、今後の自分を見つめるきっかけとしたく参加しました。「~が出来ない」ではなく、「どうしたら出来るのか?」という言葉、非常に印象的でした。」

 

「・・・結局社会と自分のかかわり。自分のやりたい複数のこととお金の関係ということなのかなーと思いました。もし、ゲストが女性だったら、また別の話になったかと。90分は短かったのかな。」

 

アンケートにご協力いただいた皆様、ありがとうございました!

みなさんは、「シゴト」でも「家族」でもない「自分」の時間、どんな風に過ごしてますか?(D)

 

Ustreamでは、第二部の後半から視聴することができます。是非ご覧ください。

http://www.ustream.tv/channel/worksxtalks

 

Facebook                  
Twitter